SEM(電子顕微鏡)で観察する前に
デジタルマイクロスコープを活用してみませんか?SEM(電子顕微鏡)で観察する前に
デジタルマイクロスコープを活用してみませんか?
可視光線を対象物に照射し、拡大観察する光学顕微鏡と違い、電子線を対象物に照射し、拡大観察するのが電子顕微鏡です。電子線のもつ波長は可視光線の波長と比べ短いので、電子顕微鏡は非常に高い分解能を有します。光学顕微鏡では見ることのできない原子レベルの大きさのものを観察することが可能です。しかし、下記のような困りごとが生じることも事実です。
電子顕微鏡で観察する前に、手軽で簡単に観察できるデジタルマイクロスコープで対象物を観察し、対象物の観察ポイントを洗い出すことで、より効率的な「拡大観察」が進められます。全国無料撮影キャンペーンも実施しておりますので、この機会にぜひ体感していただければ幸いです。
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1.前処理などの工程なく、簡単観察
- デジタルマイクロスコープの観察工程
- 電子顕微鏡の観察工程
デジタルマイクロスコープは対象物をXYステージ載せればすぐに観察できます。煩わしい前処理工程、真空引きなどは不要なので、対象物を選ばず簡単に観察可能です。
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2.リアルカラーで観察
- 10円硬貨 350倍
デジタルマイクロスコープで撮影 - 電子顕微鏡で撮影
デジタルマイクロスコープはリアルカラーで拡大画像を映し出します。レンズメーカーならではの光学技術で、ヒトが目で見た色と同じ色を表現します。金属の錆び、粒子異物判定などを色情報で判断できます。
- 10円硬貨 350倍
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3.対象物に合わせた柔軟な観察
- 展示したまま絵画の表面状態を
デジタルマイクロスコープで観察 - SEMの観察風景
観察時に対象物をチャンバーに入れる電子顕微鏡に対し、デジタルマイクロスコープはレンズを対象物に近づければ観察ができます。様々なシーンに柔軟に対応可能で、大きな対象物でも、拡大観察できます。
- 展示したまま絵画の表面状態を
デジタルマイクロスコープと電子顕微鏡の併用事例
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食品メーカー 研究開発
デジタルマイクロスコープと電子顕微鏡を併用して、食品を観察しています。真空引きできない対象物が多く、また、冷却ステージ上で対象物を冷却させながら凝固状態を観察することに、デジタルマイクロスコープを多く活用しております。
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研究開発機関 研究
デジタルマイクロスコープとSEMを併用し、貝殻表面の観察・分析をしています。
デジタルマイクロスコープで形状や色で判断し、SEMで元素分析で測定しています。