
デジタルマイクロスコープ RX-100
RX-100 スタンダードモデル
「用途に応じて機能を選べる」コンセプトはそのままに
メインユニット、カメラ、レンズ、スタンド全てを見直しました
観察計測記録のオペレーションをより正確に

デジタルマイクロスコープに要求される『観る・撮る・測る』の機能は十分に有しており、フラッグシップモデルと同じ0~7000倍の観察倍率域をカバーするレンズラインナップに対応しています。
ハイロックスのデジタルマイクロスコープ
鮮明な映像とストレスの無い使い勝手を両立する最適なバランス設計
1985年に世界初ビデオマイクロスコープを開発・販売して以来、ストレスフリーな観察をユーザーに提供するため、各種アイテムを最適なバランスで設計しています。
レンズ
高解像力と深い被写界深度、長作動距離の確保の両立を実現した照明光学設計で、全体のシステムと最適に連携するため、アダプタ選択を含むレンズ詳細情報を伝達するプロセッサーを搭載しています。
カメラ
ハイロックスHRシリーズレンズの性能を最大に引き出す専用設計で、映像と同時に、色・サチレーション・フォーカス情報などを50fpsの速さでリアルタイムに伝達するプロセッサーを搭載しています。
スタンド
傾斜観察のスタンド操作時でも重さや微振動を低減するメカ設計に加え、XYZ軸を精密に動作させるドライバーとコントローラ、その位置情報をシステム全体へ伝えるプロセッサーを内蔵しました。
メインユニット
レンズ、カメラ、スタンドから展達された情報を一元管理する設計で、全ての信号を同期して画像とのタイムラグが無くコントロールできるプロセッサーを搭載しました。最適なスピードや精度でコントロールできる心地よい操作性と、最適な映像と映像情報の出力を実現します。

立体視でストレスフリー観察

ストレスフリーな観察を追求する中で、被写界深度が深いレンズ、立体視を可能にする様々な光学アダプタといった光学的アプローチと画像深度合成によるデジタルアプローチで立体視にこだわってきました。まるで手の上に対象物を載せて360°方向から見まわすかのような立体動画観察ができる「ロータリヘッド」。照明の照射角度を操り対象物のフラットな表面に陰影をつけて立体的に観察する「可変照明」「片射照明」。これらの光学的な立体視は対象物の形状の把握、キズや異物の発見に効果を発揮し、ユーザーにストレスの無い観察を提供します。
RX-100の特長
1. 選べる機能
パソコンと接続してご使用頂くRX-100は、お客様のご用途に合わせてシステムをカスタマイズ可能です。導入時は必要な機能だけでシステムを組み、初期投資を抑えて後々機能を追加してシステムを拡張することも可能です。
標準システム | 3D計測システム | 画像連結システム | フルシステム | |
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デジタルマイクロスコープの ![]() |
日頃の解析で凹凸形状の ![]() |
高解像度・広視野の ![]() |
多種多様な対象物を ![]() |
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2D計測 | ● | ● | ● | ● |
3D計測 | - | ● | - | ● |
画像連結 | - | - | ● | ● |
2. 観る
画面に映し出された視野全てのピントを瞬時に合わせる「ライブフォーカス」、リアルタイムで常に最適な明るさで観察できる『ライブHDR』、映し出している映像に対して最適なカメラ設定にワンクリックで切り替える「最適化」、低倍率(広い視野)時に画像をMAPと取り込むことで、高倍率観察(狭い視野)時に自分がどこを観察しているかMAP上で簡単に分かるガイドマップ機能など、誰でも簡単に鮮明な観察が可能です。

3. 撮る
静止画、動画、タイマーなど様々な撮影機能に対応しています。記録した画像には撮影条件も含まれるので、同じサンプルを再観察する際、過去の画像と同じ撮影条件を読み出すことも可能です。また、倍率を上げ、解像度が高くなると視野が狭くなるという光学顕微鏡の常識を超え、高解像度広視野の画像を作成する画像連結機能にも対応します。

4. 測る
長さ、幅、面積、角度、半径などの2D計測、対象物表面の高低差、体積、粗さ (Ra、Rz、Rzjis) など3D 計測が可能です。計測した画像や計測結果は Excel 転送機能で、簡単にExcelでのレポート作成に移行できます。
